まとめて更新します。

「回転木馬…」は、「東京奇譚集」と同じ系の、
世にも奇妙な物語の寄せ集めです。
面白いけど、さびしい話しが多いです。
村上春樹の文章は、どことなく
時間の流れを酷くさびしく感じさせるところがあります。
「カンガルー日和」は短編小説集です。
一つ一つの分量も短く、ポップに面白いです。おすすめです。

「遠い太鼓」はヨーロッパ滞在中に書いたエッセイ・・・のようなもの。
「やがて哀しき外国語」は、アメリカ滞在中に書いたエッセイの集めです。
二つとも再読です。
「やがて・・・」の方は、前読んだときに比べて
“なるほど感”が少し落ちました。
書かれた時からかなり時間がたってしまったせいでしょうか。
村上春樹が第3の新人に興味を持っていたことを知ったのは発見でした。
前に読んだときは日本文学に全く知識がなく
もちろん第3の新人なんてのも知らなかったので、
読んだところで意味が分からなかったのです。
しかし、そう考えてみると、村上春樹と庄野潤三とは
なんとなく通じるところがありますね。
あえて言えば、村上春樹曰くの“小確幸”なところでしょうか。
そういえば、この人も庄野潤三のファンだと言っていたような。
「すいかの匂い」に比べると↑の二つは
あまりにも完成度が落ちていました。がっくりでした。
「薔薇の…」は、その成り行きさと腹立たしさを評価したいです。
どうでもいい、よりはずっとマシですが。
好きにもなれないです・・・。
「こうばしい日々」は児童向けの小説が2作。
タイトルになった小説は完全にアウト。
その後ろについていた「綿菓子」は良かったです。
他に、レイモンド・カーヴァーの短編集を二つ。
これは読みきれてないうちに返却日が来てしまいました。
マスコミやドラマとかで見るような
“イケている”アメリカのイメージとは全然違う、
小市民的な悲しさやさびしさのようなものを感じました。
少し重くて苦しかったけど、良かったです。
しかし、読んでいる作家が偏っていますね。
チャレンジ精神が足りなくて。