江国香織の「そこなう」という短編の中で、
↓のような文章が出ます。
「・・・わたしは嬉しくて、嬉しくて嬉しくて嬉しくて、人生が突然怖くなった。
目を持たずに生きてきたのに、いきなり目を入れられて、
棚の上から世界を自分で見ることになる、埃だらけの願いごとのだるまみたいに。」
とても切なくて、素敵な文章。
夢が叶えられると
それはもう夢でなくなってしまうんですね。
しっかりした現実となって、
見たいものだけでなく、見たくないものまで見えてしまう。
全てが変わってしまう。
あまり夢とか考えないようにしているのですが
いろいろ考えてしまいました。
本でも読んで現実逃避するつもりが、余計に頭が痛くなる結果に。
わたしはなんでいつも
こんなに、こんなに、こんな感じなんでしょうかね…。
なんか、常にうつうつしいような。
なにが不満なのか自分でも分かりません。
いや、満足していないというと罰が当たってしまいそうなくらいです。
なのになんだ、なんなんだ、これは。
自分に腹が立ちます。
意気消沈します。落ち込みます。
もっと高いテンションで生きられるといいのに。
…といろいろネガティブなことばかり書きましたが
暗い話はこの辺にしておいて
ローテンションなりに、今週もがんばっていきたいと思います。
ひとりごと
2007/04/09
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