ひとりごと

2008/12/10

2008年12月6日

朝五時半に出発。晴れていて、車窓からの景色がとてもきれいだった。お父さまとるいと話しをしていたら、あっという間に近くまで着いた。蓼科のインタを降りて、ジョナサンで朝ごはんを済まして、スーパーで昼食の買い物をする。8時過ぎに家に到着。
零下6度くらいで、最初は家の中もとても寒かったが、鉄の暖炉をつけてからは、火が赤々と燃えて、暖かかった。るいはお父さまと薪を割ったり、屋根の掃除したり、水とガスの開け閉めや暖炉の使い方などを教えてもらったりしていた。私は少しだけ掃除をして、あとは断熱シートを窓に張ったり、ベランダの落ち葉を掃いたりした。
お昼はおでんと肉まん、あんまんを食べた。美味しかった。おやつにチョコとりんごも食べた。
近くに小道があって、お昼の後、散歩をした。寒いからすぐ帰ろうと思ったのに、歩いているうちにどんどん体が温まって、結局1時間くらい歩いた。きれいな景色と、きれいな空気。風花がちらつく。山に続く道だそうで、今度は山にも登ってみたいと思った。
小川があった。水を見るといつも、その水の底に沈んでいくことを想像してしまう。冷たい水を、冷たいと思わないほどに冷たくなりたい。そんなことを思いながら眺めていた。本当に冷たくなるか、もしくは、負けないほどの熱を自分の中に持つか。どちらかでなければいけないのだろう。どっちも、難しい。
帰りに、河童の湯という温泉に寄った。お湯に浸かるのは10ヶ月ぶり。体が温まって、とても気持ちよかった。地域の人たちから愛されている温泉のようで、どうでもいい恋愛話とかしているお姉さんたちと、かに、かに、と歌ってはしゃぐ子どもたち、その子たちを叱ったり宥めたりするお母さんたちがいた。ひとりで、彼女たちのことをそっと見ていた。さびしいような、幸福であるような、不思議な気分だった。

2008/12/05

2008年12月05日

明日は4時半に起きなければならない。ゆっくり書けない。
今日は求職の申し込みをした。携帯の機種変更をした。夕食を自分で作った。小さい絵を描いた。
誰かに褒めてもらいたい。なんでそんな気持ちになるのだろう。分からない。
お昼を新所沢のサイゼリヤで食べた。後ろのテーブルに女の子が一人で座って、ずっと絵を描いていた。大学生くらいに見える女の子だった。日本大学の芸術学部のキャンパスが所沢にあるので、そこの学生なのかもしれない。上手に描いていた。純粋に感動するより、焦りを感じてしまう。カタツムリのように、小さい刺激にも敏感になって、殻の中に隠れたくなる。
明日は朝早いのになぜ早く寝ないと、るいがふくれて向こうの部屋に行ってしまった。ごめんね。

2008年12月04日

市役所に行って外国人登録を済ます。印鑑証明は実印を作ってからすることに。
何もしていない。掃除もできてない。下の階の人が音に敏感な人で、既に2回ほど管理会社を経由して苦情を言ってきたらしい。るいはうるさい音を立てるような人ではないのだが。とにかく足音が気になって、掃除するのが益々億劫になる。大きなダンボール二つが手付かずのまま放って置かれている。
元気がない。色が見えない。音が聞こえない。とても不安で、とても、無感覚。
1月末の旧正月にあわせて一時帰省するのだが、それに期待しすぎていて、まだ気持ちが落ち着かないのかもしれない。なんでここまで不安なのか、分からない。まだ仕事がないからかもしれない。忙しいのも疲れるのも大嫌いだが、それでも早くお金を稼ぎたい。ここは私の場所ではないような気がする。るいの居候になっているみたいで、落ち着かない。るいはとても優しくしてくれるのだが。まだ二日目だから、これから慣れていくしかない。
明日は職安に行って失業手当の申請のための相談をする。就職活動。絵。翻訳通訳などのアルバイト。でも何より先に掃除と荷物の整理を済まさないと。

2008/12/04

2008年12月03日

ルイが空港まで迎えに来てくれる。車で来てくれた。高速に乗って狭山へ向かう。車窓から東京見物ができた。おもちゃみたい町並みだ。整然と並ぶビルと看板、街路灯。木々までもが落ち着いて見える。東京に比べれば、ソウルは雑然としている。私はどっちも好きだ。
きれいだけど、長くてしつこい夕焼けを見た。CD1枚分の夕焼け。どうせ消えるくせにいつまでも赤いから、腹が立つ。もう見たくない、なんて言ってみたら、途端に消えてなくなってしまった。