ひとりごと

2007/02/17

映画

大分前に見た映画です。「ある子供」。
フランスというと上品で豊かなイメージがありますが
貧しくて辛い生活をしている人も当然います。
かなり過酷な内容ですが、それでもピュアなお話しです。
後味も悪くないです。




「マグダレンの祈り」。見ていると悲しくなります。
こんなところがほんの10年前まで実在していたなんて。
このての話は苦手なのですが、でもやっぱり見てよかったと思います。


「アグネス」。これも悲しい映画です。
やっぱりこのての話は苦手なのですが、ここに出るアグネスが好きでたまに見ます。
↑はリビングストン先生で、アグネスは↓です。



アグネスはナイーブでイノセントな修道女です。
アルコール中毒で、宗教的にとても厳しく強迫的な母親に育てられた彼女は
素直で信心深いですが、悲しいほど無知で
自分の身に何が起きたのか、自分が何をしたのか
全く理解することができません。
哀れな少女の話です。
「ピアニスト」のエリカもそういえば、
カトリック信者でとても厳しい母親に全ての欲求を抑圧されていました。
彼女たちは、求められた役割を果たすことができなくて
結局壊れてしまうのですが、それは全て彼女たちの責任なのでしょうか。
理不尽な社会にも少しは責任があるのではないでしょうか。
少なくとも映画を作った(本を書いた)人たちは、
社会にその責任が大にあると言っているような気がします。



つらいなら見なければいいのに。
でも見ないではいられないのです。
  

0 件のコメント:

コメントを投稿